婚活初期の頃。
わたしは、昔お世話になった姉の仲人さんに「誰かいたらお願いします」と頼んでた。
だって、姉の旦那たち(仲人の紹介)は優しくて、ちゃんと年収もあって…とてもよい人たちだったから。
なので、和菓子を持って仲人さん宅へご挨拶。
すると、
「いい人いるよ。年収500万、10歳年上だけど、逆にかわいがってもらえるかもね?」
…年齢差くらい、気にしませんよ。
写真も悪くない。背も高いし、なんか落ち着いた雰囲気。
これは期待大…!
と、ルンルンで家に帰った私に、既婚の姉がひと言。
「あ、この人、前に私に回ってきた人だよ。タイプじゃなかったけん断った。」
――え?
まさかの姉妹リサイクル?
仲人、使いまわしやん!
気を取り直して、お見合い当日。
仲人さん宅で待ち合わせ。
……あれ?
ちがう、写真とちがう。
髪の毛…ない。
おっちゃんやん。
あとで聞いたら、写真は10年前のもの。
詐欺やろ。
まぁ、年収あるし、、
そのまま近所のファミレスに移動。
(てか、ファミレスって。仲人よ、そこもケチるな)
そして、いよいよ趣味の話。
私は無趣味だったから、相手に聞いてみた。
「趣味って何ですか?」
彼「パチンコですね」
…きた。
やな予感
すると仲人が即座にかぶせてきた。
「でも彼、パチンコは小遣いの範囲なんだよね!」
彼「は、はい」
動揺する彼
いわされとるやん
そのあとも仲人がマシンガントークをかまし、ようやくふたりきりに。
私、ワナを仕掛けてみた。
「パチンコって、勝てばいいですけど、負けるとけっこうな額いきますよね?」
すると彼、あっさり
「そうですね、最高で…70万くらい…」
は?
な、な、ななじゅうまん?
70,000円じゃないよ?
いや、小遣い7万もかなりだよ?
700,000円。
ほかにつかうとこあるやろ
メンテナンス必要やろ
思わず、彼の頭皮をちら見した。
……もう、この日なに話したか覚えてない。
でも一個だけ、彼の“いいところ”を言うとしたら、
マイナスも正直に話してくれたこと。
仲人みたいに隠してたら、結婚してから地獄コースだった。
てか、そういう仲人に限って「私知らない」って逃げるやつ。
なので、後日、丁寧にお断りしました。
📌教訓:
ギャンブルする人って、よほど強い自制心がないと、
「小遣いの範囲」は無理。
年収が高くても、家計火の車はあっという間。
それなら、年収300万でまじめに働いてくれる人と共働きの方がずっと安定。
あと、仲人さん?
年に1回は写真変えといて。お願いだから。
次回はこちら